

夢みるこども基金の支援とバングラデシュと手をつなぐ会の協力で1999年に小学校をオープンして以来、2003年に中学校、2006年に高校へと拡大しました。現在約1,000名の生徒と36名の教員が在籍しています。わずか10年間でこの学校は、学業や課外活動などで優秀な成績を修め、地域で高い評価を受けています。教育委員会主催の昨年の学力試験で合格率が100%を達成し、メヘルプール県内で第1の優秀な学校として認められ、入学希望者も殺到しています。私達は毎年現地訪問の時に、基金学校を訪問し、生徒や先生たちと交流を行っています。今年も同じような機会が与えられ、13人の訪問団員は楽しいひと時を過ごしました。
8月21日午前8時30分頃にこども基金学校に到着。国旗掲揚、国歌斉唱によって一日が始まりました。本来、ラマダン(イスラム教の断食)の時期で学校は休みでしたが、私達のために学生や先生たちが特別に登校しました。感謝です。学校の授業をみたり、日本人とバングラ人の似顔絵描きの競争などがあったりしました。昼前に高校に移動し、高校1年生と意見交換をしました。学生たちから次々と質問があり、こちらが困るほどの状況でした。日本の学校の何年生の時に理系文系コースごとに分けるか、英語は科目として何年生の時に始まるか、何歳で学校に行くか、日本人は休みのときに何をするか、何時に学校が始まり何時に終わるか、学生はどんな職業を希望するかなどでした。バングラデシュでは成績の良い学生は医学や工学を希望しますが、日本はどちらですか。本当に高校生らしい質問でした。最後に一つの質問に困りました。ジャパンという国名はどこからどうやっていつできたかという質問でした。少し戸惑いました。またバングラデシュの様々の国家的な問題の一つは人口増加率や人口密度です。日本の国家的な問題の一つをあげればそれは何ですか。「一言でこれです」と言えませんでした。一瞬考えさせられました。
午後から先生たちと交流をしました。話し合いの中に、学校のインフラや設備の問題が取り上げられました。生徒増加によって教室が足りない、図書館、理科教室、トイレ、保健室、家庭科室などの要望もありました。また図書館の本や雑誌も少なく、現代社会に欠かせないコンピューターやインターネット環境整備、理科や化学関係の実験装置や材料なども必要です。一度に全ての問題の解決はできませんが、徐々に取り上げたいと思っています。基金学校はやっと軌道に乗り始めましたので、基金関係者にこれまでと同じようにご協力をお願い申し上げます。またこれまでのご協力に対して心から感謝いたします。

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